2020年9月12日土曜日

高原のシカと風景(番外編)

        高原で見た、野鳥と昆虫以外のことを書きます。
       本編はこちら


アカマツ林にいたシカ。
気づかずに近づいていったら、かなり近くにいて驚きました。
群れの一部の個体が驚いて、警戒音を発して逃げて行ってしまいました。
わざとじゃないのだけど申し訳なくなった…

九州の個体群はキュウシュウジカのようですね。



高原から見えた山
なんていう山だろう?


高原の川。
火山から出る成分(鉄?)のせいか、川底が赤かった。


昆虫と野鳥をメインに見に行っていたので、あまり風景の写真がありませんが、とても綺麗なところでした。

2020年9月4日金曜日

高原の昆虫と野鳥

   宮崎ではいまだに秋の渡りのシギチを見れておらず、まだ暑い夏は続くのかなぁと、秋が待ち遠しく
   感じられるこの頃です。
   そんな暑い中、少し涼しいのではと高原に行ってきました。
   とは言え、高原に行ったのは単に暑いからではなく、ジャノメチョウを見てみたかったからでもあります。

   高原について車から降りると、すぐに草原を飛ぶジャノメチョウが見えました。
   見れるか心配していたので拍子抜け(笑)


ジャノメの仲間は小さい種が多いので、久しぶりに大型のジャノメを見ました。
個体数は多いものの、警戒心が強くてなかなか近づけず、きちんと撮れたのはこの1枚だけ。


あっさりと目標が達成されてしまいましたが、案の定、高原には他にも沢山の生き物がいました。


青がきれいなカケスの若鳥。
5羽ほどいたのでおそらく親子。
久しぶりの鳥との嬉しい出会いでした。



その名の通り鳴いていたナキイナゴ。
写真では分かりにくいですが、後脚で翅をこすって音を出していました。
ちょっと後脚がブレてるのはそのため。



こちらも鳴くバッタのヒロバネヒナバッタ。
このバッタもナキイナゴと同じ原理で鳴いていました。
ナキイナゴの5倍くらいいました(笑)


なぜかよく岩の上にいるオナガフキバッタ。
またまたバッタですが、このバッタは鳴きません(笑)

フキバッタの仲間はタラノキフキバッタも見たことがありますが、2種ともカマキリのようにゆらゆらと体をよく揺らします。
おそらく草に擬態してると思われますが、他にも翅が短くジャンプ力がとても強いなど、
他のバッタとは違った、面白いバッタです。
なぜかこの高原のバッタは特徴的な種が多いようです(笑)



ここからはトンボ。
上は飛んでいるオオシオカラトンボの雄。
産卵中のメスを警護飛翔(産卵をほかの雄に邪魔されないよう守ること)をしていました。
警護飛翔しているときは、よくホバリングするので幾分撮りやすくなりますが、やっぱりMFでのピント合わせは難しかった。



小川(というか源流?)にいたネキトンボ。
見つけた時はナツアカネだと思い込んでた(笑)
沖縄ではスナアカネしかアカネの仲間は見たことがないので識別に慣れていません…



草地に水が入り込んでできたような、小さな湿地にいたハラボソトンボ。
黒みが強く、とても違和感を抱いたため図鑑で調べると、九州の個体には黒色部が発達した個体がいるそうです。
沖縄ではこのような個体は見たことがなかったので、新鮮味と、黒みが強い見た目に何か凛々しさを感じました(笑)



草地にいたミヤマアカネの未成熟。
翅にも色がついていて綺麗。



キイトトンボの連結態。
このキイトトンボも沖縄にはいないので初見。
トンボにはあまりない色の鮮やかな黄色が綺麗です。


この高原で見たほとんどの生き物が初めて見る種で、とても楽しい一日でした。
この高原以外にも行ってみたい高原があるのでいつか行ってみたいです。