2022年8月5日金曜日

昼の海岸

 気候は夏本番ですが、シギチたちの季節は夏を通り越し、夏の海岸で秋の渡りが始まっていました。






一番多かったのは去年も渡って来ていたキョウジョシギ。
去年よりも時期が早いにもかかわらず、夏羽がなぜか去年よりも残っていません。







キョウジョシギは干潟よりも岩場の方が似合うと思うのは僕だけでしょうか。
ただ岩場だと「turnstone」があまり見れません。




















この時一番うれしかったオオメダイチドリ。
去年は飛来していませんでした。
他にもキアシシギやメダイチドリも群れに加わっていました。




海岸にはシギチ以外の鳥、そしてここ特有の昆虫も。




海岸の岩場といえばクロサギ
沢山いますが白色型は見つけられていません






クロボシセセリ
「特有」といってもこの海岸一帯に広がった外来種といわれています。
ただ、南方から飛来した可能性もあるそう





シギチはこれから増えていくと思うので楽しみになってきました。



2022年4月2日土曜日

梅メジロ

もう桜も散り始めていますが、少し前に梅とメジロ、ウメジローなんて呼ばれたりする組合せを撮っていました。



梅は桜よりも枝が密集しているので、桜でしか撮ったことのない僕からするととても難しいと感じました。







沖縄のリュウキュウメジロは腹が真っ白なのですが、こちらのメジロは褐色を帯びていていまだに違和感を感じます

グロージャーの法則で同種でも南にいる個体ほど色が濃くなるといわれ、シジュウカラがよく例に出されたりしていますが、メジロは例外なのでしょうか。












イソヒヨドリの囀りを聞きながらもうすぐ夏鳥が平地を通過していく頃だな、なんて考えながら新年度の準備に追われているこの頃。
野鳥も忙しい時期ですね。





2022年3月22日火曜日

大賑わいの河口

もうとっくに2022年になり今更なのですが、しばらく投稿できなかったのと、最近あまり外に出かけられていなかったので去年の秋の渡りで見たシギチを書きます。
シギ・チドリが見たくなり、渡りの時期に行ったことがなかった河口へ行ってみました。
すると、以前から見たかったアカエリヒレアシシギを見ることができ、今まであまり足を運ばなかったことを反省。それから何度か通っていました。



見られて嬉しかったアカエリヒレアシシギ (Red-necked phalarope)
動きがとても速く、しかも右へ左へと予測できない動き方をするので顔がブレた写真が沢山ありました…
この写真のあともどんどん近づいて来て、しまいにはピントが合わなくなってしまうほどでした。






トウネン (red-necked stint)
キリアイもいたそうなのですが、僕が行った時にはもういませんでした。






亜種オーストラリアセイタカシギ (Pied Stilt)と教えてもらった右の2羽。
沖縄でも何度もそれらしい個体を見たことがあるのですが、亜種セイタカシギにも似た模様の個体がいるので自分では識別できません…
ただ、海外の画像を見てみると少し異なるところもあるので、オーストラリアセイタカシギと断言できるのかはわかりませんが、日本によく来る亜種とは少し違うことは間違いなさそうな気がしました。






シマアジ(Garganey)とコガモ
シマアジは何度か見たことがありますが、夏羽はいると聞いてもいつも見ることができていません。






ハジロクロハラアジサシ(White-winged Tern)は去年の5月に夏羽を見ることができましたが、秋にも冬羽を見ることができました。
真っ黒な夏羽も凛々しいですが、冬羽の模様もクロハラアジサシより好きです。




去年の初夏にはハジロクロハラアジサシ以外にもアジサシやベニアジサシなど5種のアジサシの群れが飛来していました。今年も飛来して、できれば沖縄で観察していたエリグロアジサシも混ざっていていたらいいなと捕らぬ狸の皮算用を。